経年〇〇、何を思い浮かべますか?
こんばんは。総務課の山下です。
経年とは、年月を経ることです。年月を経ると人間やモノ、家族構成、考え方、いろんなものが変わります。
今日は、住宅の経年についてお伝えしようと思います。
通常、「モノ」は新品の状態が一番美しくて、それからどんどん劣化して最後には壊れたり古くなって捨てることが多いですよね。
しかし、「モノ」の中には、新品の状態からどんどん美しく、味わいが深くなるものがあると私は考えています。
私が持っているもので、味わいが増したなと思うものは、
鉄のフライパン、ヌメ革のパスケースです。
フライパンは、ガシガシ洗えますし、多少使う油は多いかも知れませんが餃子はパリッと焼けますし、野菜炒めもおいしいです。
ツルンと汚れが落ちないので、お手入れ(ガシガシ洗って火にかけて水分を飛ばすだけ)は必要ですがコーティングが剥げることもないため長持ちします。
我が家のフライパン、なんと12年目!
パスケースは比較的新入りの部類ですが、それでも6年生です。最近、クリームを塗るのをさぼっているのでツヤが足りないです。。
そして、そして・・・今年、杉の板塀をつけました!味気なかったメッシュフェンスが一気にグレードアップした気がしています。
これからのエイジングが楽しみです。
さて、共通点がないような3種類の材質ですが、混じりけがないものだと思っています。(人工的に混合させた材料で作ったものではない、という意味で)
それに対して、表面コーティングされたもの、本物に似せたものは、軽いし安いし手入れも楽なのでコスパがいいです。
私は合皮のパンプスを普段履いていますが、傷んできた時に修理するより買いなおした方が安いので履きつぶします。
けれど、決して几帳面ではないですが、フライパンとパスケースはそれなりに手入れをして使い続けているので、愛着も沸いています。
パンプスには愛着は・・・ないかも知れません。
私は、家づくりでも同じことが言えるのではないかなと思うんです。
すべてのものが天然、無垢、本物がいいですよ、という話ではなく、縁あって手に入れたすまいを家族と一緒に過ごしていく中で、部分的にでもこういった天然素材、無垢材を取り入れると愛着がもっと増すのではないかなと思います。
前置きが長くなりました。。
先日、1年点検でお伺いしたおうちの床です。私は、新築当時(左の写真)の床しか見ていないのですが、こんなにも味わいが増したんですね。
ご家族も、裸足が気持ちいい、(1階しか無垢床にしなかったけど)2階も無垢にすればよかった~とおっしゃっていたそうです。
木は熱伝導率が低いため冷たさを感じるまでに時間がかかります。アイスクリームスプーンはアルミでできています。こちらは熱伝導率が高いので、手の温度がスプーンを通して早く固いアイスクリームを溶かします。
また、柔らかいので凹みやすいと言われていますが、水を含むと膨張する性質を利用してリペアも簡単です。
さて、タイトルの〇〇、何を思い浮かべましたか?
一番多いのは、経年劣化かなと思いますが、経年変化、経年美化という言葉もあります。
アオバクラフトでは、経年変化も楽しめる家づくりをご提案しています。
太陽の設計で、エアコンがなくても暖かい家、冬でも裸足で過ごせる家、いかがですか?
経年変化のお話でしたが、私は今夜も目元のエイジングケアはします。
では、よい週末をお過ごしください。